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多羅尾伴内のような木 @悪石島     トカラ列島の旅(17) [島旅]

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悪石島の上集落の中にそびえていた、

巨大ガジュマル

島の子供達が、『大きなガジュマルがあるから観にいこう』と案内してくれた。
南の島では珍しくない木ですが、何かが潜んでいそうな気配がどこか怪しく神秘的。

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ガジュマルは、いろいろな姿をしていておもしろい。
低く横に広がるもの、壁のように連なるもの、エルビスプレスリーの衣装のように気根を垂らしているもの、絞め殺した木が腐って中が空洞になったもの.... 七変化、まるで多羅尾伴内のような木だ... わかるかな?

沖縄ではガジュマルの大木には”キジムナー”が住んでいると云われている。

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(2012年撮影@沖永良部島)

ちなみに、日本一のガジュマルと言われているのは、沖永良部島の国頭小学校にあるガジュマル。

このガジュマルの木の下の碑に書かれていた言葉が印象的だったので、以前ブログに書いた。(下記参照)

http://simayoibito.blog.so-net.ne.jp/2012-07-10




続く....


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温泉で溺れる...  @悪石島     トカラ列島の旅(16) [島旅]

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悪石島の港から集落に向かう途中、大きな岩に書かれている温泉マーク....
ヤギと一緒に入れる温泉があるらしい?

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矢印の方向に歩いて行くと、最初にあったのが、

海中温泉

潮の干満のタイミングをみて入ることのできる天然風呂とのことだが... さっそく入ってみる。

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Green Flash @悪石島     トカラ列島の旅(15) [島旅]

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2014年7月27日、悪石島の”やすら浜港”にて。

島に来たら、防波堤で夕日を見ながらビール!.... って、このフレーズ何度も書いていますね。
この日は、雲も多かったのできれいな夕日は無理かな?と思っていたのですが、太陽が海に浸る下の方はくっきりとぬけていた.... いいじゃんこの感じ。

この時は、まさかあれが見られるとは思っていなかった。

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ボゼと神々の島  @悪石島  トカラ列島の旅(14) [島旅]

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悪石島の港に着くと、ひょうきんな姿で迎えてくれたのは、

ボゼ

悪石島に伝わる来訪神行事の神.... ゆるキャラじゃないですよ。
盆の最終日の翌日(旧暦7月16日)、赤土と墨で塗られた仮面を被り、ビロウを身にまとい、手にはマラ(男根)棒を持った、不思議な仮面神が現れる。
この不思議な雰囲気のボゼを観るために訪れる観光客も多い.....島好きには有名な祭りです。
今年は、8月29日に行われます。

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これは、イベント用に使われたボゼの仮面。
本当の祭りで使われる仮面は、祭りが終わった後に壊されるそうです。

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(テラ)

ボゼは、このテラ(墓地)と呼ばれている広場から生まれるそうです。

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これは、仮面を化粧する赤土を練るための石臼。
一度観てみたいお盆の行事です。

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美女とネズミと神々の島 @悪石島    トカラ列島の旅(13)  [島旅]

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石の彫刻の丸い窓から海を覗いてみると、ちょうど正面に小宝島が見えていた。

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上集落から港に向かう途中、見晴のいい場所に建っていたのは、

美女とネズミと神々の島 ~かくれていた日本~

の文学記念碑。

『美女とネズミと神々の島』は、朝日新聞の記者だった”秋吉茂”氏が、悪石島に渡り1ヶ月間過ごした時のルポルタージュ。
当時(昭和35年~)の島のありさまや厳しい環境で生きぬく人々の様子が赤裸々に描かれている。

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記念碑の前には、

『秋吉氏のルポルタージュは、ペーソスがあり、ユーモアがあり、男の憂えと怒りがあり、最も正確な報道文でありながら、すぐれた小説の持つ面白さをそなえている』

という、海音寺氏の碑文が寄せられていた..... まさにそのとおりだと思った。

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絶版本ですが、古本で手に入ると思います。

もう一冊....
トカラ列島について書かれた本は少なく、その中でも、『トカラ 海と人と』(1981年 南日本新聞社)は、ひと昔前のトカラ列島の様子を知る貴重な資料だと思います。


続く...

美女とネズミと神々の島 (河出文庫)

美女とネズミと神々の島

  • 作者: 秋吉 茂
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 文庫

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