南の貝のものがたり [海、島の本]
南の貝のものがたり
昨年、徳之島の『ユイの館』で見せてもらって以来ずっと探していた本。
2006年夏、『九州国立博物館』(福岡)で開催された展示会用の図録本。
市販本ではないので、アマゾンにも無く、ヤフオクにも出品される気配がない....と思っていたら、先日 『日本の古本屋』に出品された... ってことで、速攻で購入。
貝の腕輪の話や...
貝符の話や...
夜光貝の螺鈿の話や...
人類の歴史と南の貝の関わり方がわかりやすくまとめられている... さすが国博が編集しているだけのことはある。 南の貝好きにとっては、貴重で興味深い話が盛りだくさん。
残念ながら買うことはできませんが、もし見つけたら読んでみてください。
一枚目の画像に写っているもう一冊の本は、
ソロモンの指輪
最近、野鳥を追っかけているので、動物行動学の入門書を買ってみました。(笑)
SINRA 島へ [海、島の本]
昨年(2014年)の夏に復刊した『SINRA』....編集長に玉村豊男が起用された。
復刊5号目の特集は、
島へ。
”湊かなえ”って、瀬戸内海の島で生まれ育ったんだ..... どうりで『告白』の舞台が...
瀬戸内の島によく行かれている”斎藤潤”さんの真鍋島の紹介をはじめ、いろいろな島が、それぞれの切り口で紹介されている.... 島のオーナーになった”清水国明”....産業遺産の島々....美しい町並みが残る島々... 等々...取り上げられている島も興味深いところばかりだ。
今号の中で一番惹かれた記事は、
黒潮の孤島 鵜来島漂流
鵜来島(うぐるしま)は、高知県の宿毛市のはるか沖にある小さな島。
何故、この記事に惹かれたか?.... それは....
トカラ列島の旅編、次は悪石島なのですが、しばらくお休みします。
孤島の太陽 [海、島の本]
今日、届いた2冊の島の本。
一冊は、
沖永良部島100の素顔
そして、もう一冊はずっと探していた古書、
「沖ノ島」よ 私の愛と献身を(昭和42年)
物語の舞台は、高知県宿毛市の沖にある、
沖の島(おきのしま)
無医村だった島に赴任してきた保健婦の荒木初子さんが、乳児の死亡率をゼロにし、風土病を撲滅させた、献身と努力の18年間を綴ったノンフィクション。
当時『おはなはん』の主役で、能年玲奈以上の国民的スターだった”樫山文枝”が主演の、
孤島の太陽(昭和43年)
という映画にもなっているし、”小林千登勢”が主演のテレビドラマにもなっている。
一度見て観てみたいと思っているが、残念なことにどちらもDVDにはなっていない。
ニッポン放浪MAP 沖縄編 by 島酔潜人 [海、島の本]
北海道の島旅(?)っていうか放浪生活から復帰したので、真面目に島旅ブログ再開しようと思います... 5月の壱岐&対馬編、6、7月の薩南の島編、北海道の島編... 今年も年内に終わらないかも....
その前に、ちょっと”告知”!
8月22日(2014年)に発売された、
ニッポン放浪MAP 沖縄版
旅人のバイブル的ガイドブック「日本放浪宿ガイド200」の改定版、沖縄編。
南大東島の”旅ルポ”を、不肖”島酔潜人”が書かせてもらいました。(ほんの6ページですが)
巻頭の写真も2枚ほど...
沖縄本島周辺の離島、先島諸島等の詳しい観光MAPやお得な宿の紹介、島好きの旅人達の生のルポも掲載されていて、沖縄好きには楽しめる一冊です。
書店で見かけたらぜひ手にとって... そのままレジへ... それがめんどうな方は、下記のリンクをポチット&カートへ!(笑)
那覇の市場で古本屋 [海、島の本]
(公設市場近く)
今日、読んだ本、
那覇の市場で古本屋
沖縄、国際通りから”市場本通り”に入り、公設市場を通り過ぎると”市場中央通り”になります。
(2012年5月撮影)
その”市場中央通り”を進んで行くと左側、漬物屋と洋服屋に挟まれて、
市場の古本屋 ウララ
という小さな古本屋があります。
2011年に開店した沖縄関連の書籍専門の古本屋で、『那覇の市場で古本屋』を著したのはここの店主、宇田智子さん。
那覇の市場で古本屋を開くことになったきっかけや、開店までの奮闘どが書かれているのですが、古本屋を開業することへの気負いはまったく感じられず、古本屋になるべくしてなったような人だなぁ~って思えました。
本の中のエピソードに、『友達に書いてもらった店の看板の字が間違っていたがそのまま掲げた』とありましたが、画像を拡大してみると、確かに.... でも、誰も気づかないだろうな。ww
那覇で時間ができた時は、ここを覗くようにしています。
(2010年6月撮影)
以前、この場所には、”日本でいちばん狭い古本屋”というキャッチフレーズの
とくふく堂
という、やっぱり古本屋がありました。
4年前、たまたまここを通りかかった時、あまりにも周りの雰囲気とは違うオーラを発していたので立ち寄ったことがあります。朴訥とした雰囲気のとってもユニークな経験を持った店主で、日本や世界中を旅していたことがあるとか...
宇田さんも書いていますが、『とくふく堂』の店主との出会いも、古本屋を開業するひとつのきっかけで、その後ここを引き継ぐことになったようです。
沖縄は他県に比べてローカルの出版社が多くあり、沖縄でしか出回らない本もたくさんあります。
僕も島好きが高じて島に関わる本を読み漁っているのですが、この小さな古本屋には、ネットでは手に入らないお宝な本がいっぱい眠っています。 また、お宝を探しに覗いてみたいと思います。
古本屋って、なんか憧れなんですよね....