SSブログ

シーボルトの眼 [旅]

DSC09120-m.jpg
シーボルト記念館

もう一つだけ、2月に行った長崎のこと...
長崎の繁華街から少し離れたところに、

シーボルト記念館

がある。

DSC09119-s.jpg

入り口の近く、自ら”オタクサ”と呼んで愛したアジサイの庭にあったシーボルトの胸像。

江戸時代、日本に近代西洋医学を伝えた功績は大きく、日本の自然や文化を研究し、ヨーロッパに広く紹介した。 しかし、禁制の日本地図を持ち出そうとして国外追放処分となったシーボルト事件もあり、日本の内情を探索をするためのスパイだったという説もある。

gousu.jpg

この記念館に、シーボルトの日本人妻”滝(タキ)”とその子”イネ”を描いた『螺鈿の合子』が展示してあった。
その絵を描いたのが、出島の出入り絵師、

川原慶賀

シーボルトの指導のもと、伝統的な日本画法に西洋画法を取り入れ、その精細な動植物の絵は、シーボルトらの著作である『日本動物誌』『日本植物誌』の図にも利用された。その繊細で緻密な図は、現代においても十分通用する。

長崎歴史文化博物館のHPで、川原慶賀の作品を見ることができます。⇒ ココ
必見ですよ。

そんな絵師をモチーフにした”ねじめ正一”の小説、『シーボルトの眼』は、葛飾北斎の娘、阿栄との恋も絡んだりして、おもしろい読み物になっています。

シーボルトの眼 出島絵師 川原慶賀

シーボルトの眼 出島絵師 川原慶賀

  • 作者: ねじめ 正一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/05/26
  • メディア: 単行本
日本植物誌―シーボルト『フローラ・ヤポニカ』

日本植物誌―シーボルト『フローラ・ヤポニカ』

  • 作者: シーボルト
  • 出版社/メーカー: 八坂書房
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
ふぉん・しいほるとの娘〈上〉 (新潮文庫)

ふぉん・しいほるとの娘〈上下〉

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: 文庫

nice!(6)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

天翔ける女 [旅]

DSC09108-m.jpg
大浦けい居宅跡

2月に行った長崎のこと...
大河ドラマ『篤姫』の時、鹿児島が観光客で賑わったように、『龍馬伝』の後の長崎では、”龍馬ゆかりの地”が観光客で賑わっていた。

龍馬伝で、余貴美子さんが演じていた、

yokimiko-s.jpg

大浦慶

を憶えていますか?
幕末動乱期に女ひとりで上海へ密航し、日本茶をはじめて輸出して成功した女商人。
その名は日本全国に知れ渡り、坂本龍馬らとも親交があった。
その栄光と没落の波瀾に満ちた彼女の一生は、白石一郎の長編小説、『天翔ける女』に描かれている。

長崎の思案橋の近くに訪ねた彼女の居宅跡、今はカラオケボックスになっていた。


天翔ける女 (文春文庫 (370‐1))

天翔ける女

  • 作者: 白石 一郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1985/01
  • メディア: 文庫

nice!(8)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

奈良へ(その七)、明日香村の飛鳥 [旅]

DSC02182-m.jpg
(亀石)

”朝の連ドラ”フリークの私、『飛鳥』に来たかった理由は簡単。
ドラマ”あすか”で見た『亀石』に会いたかった、それだけです。
この亀石、西を向いたら、奈良の盆地が泥の海になるという言い伝えがある。
オトボケ顔が、なんとも愛らしい。

>>続きを読む


nice!(7)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

奈良へ(その六)、長谷寺 [旅]

DSC02113-m.jpg

まだ続いています、先々週の奈良の記...

室生から明日香に向かう途中、総本山『長谷寺』に寄った。

>>続きを読む


nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

奈良へ(その五)、室生の里を歩く [旅]

DSC02039-m.jpg
(室生の里)

室生に2泊できたので、室生の里を歩いてみた。
コースは、

室生の宿 → 龍穴神社 → 吉祥龍穴 → 室生寺 → 大野寺 →<バス>→ 室生の宿

>>続きを読む


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。