ボゼと神々の島 @悪石島 トカラ列島の旅(14) [島旅]
悪石島の港に着くと、ひょうきんな姿で迎えてくれたのは、
ボゼ
悪石島に伝わる来訪神行事の神.... ゆるキャラじゃないですよ。
盆の最終日の翌日(旧暦7月16日)、赤土と墨で塗られた仮面を被り、ビロウを身にまとい、手にはマラ(男根)棒を持った、不思議な仮面神が現れる。
この不思議な雰囲気のボゼを観るために訪れる観光客も多い.....島好きには有名な祭りです。
今年は、8月29日に行われます。
これは、イベント用に使われたボゼの仮面。
本当の祭りで使われる仮面は、祭りが終わった後に壊されるそうです。
(テラ)
ボゼは、このテラ(墓地)と呼ばれている広場から生まれるそうです。
これは、仮面を化粧する赤土を練るための石臼。
一度観てみたいお盆の行事です。
前回紹介した『美女とネズミと神々の島』によると、この島には、大小の鳥居を持った神社が八つ、鳥居を持たないものを含めると二十近くの神社があると書かれいたが... その当時の世帯数からしても、すごく多い。
そのいくつかを島の方に案内してもらった。
八幡宮
八幡宮の前には立派な琉球松
坂森神社
金山神社
シャコ貝が納められた小さな祠も...
悪石島は、島のいたるところに神社がある本当に神々の島だった。
冷静に考えると、それだけ信仰に頼らざる負えないくらい厳しい環境の島だったのかもしれない。
続く....
不思議な神様ですよね^^
波照間も港のお出迎えでミルク神がいたけれど、
南の島の信仰の神様って一種独特ですよね。
by ちょいのり (2015-07-20 01:28)
>>ちょいのり-san
薩南から先島にかけての島々の神事には、不思議なものが多いですよね。いろいろな文化が混ざっているような気がしてなりません。
ミルク神もちょっと面白いですよね。
by 島酔潜人 (2015-07-20 08:47)