ラジオゾンデと核兵器 [つれづれ]
ラジオゾンデ
ラジオゾンデについては過去に、海岸で拾った話や、小笠原、南大東島での打ち上げの話を書いているが、それらは気象観測用に打ち上げられたもの。
しかし、このラジオゾンデは長崎の原爆投下の時に使われたもの。
爆発の威力、爆圧や強度、熱度などを計測するため、落下傘をつけた3個のラジオゾンデが投下されたそうだ。
(長崎原爆史料館)
そのひとつが、
長崎原爆資料館
に展示されていた。
ここには、被爆の惨状を示す写真などの他、核開発の歴史などが体系的に展示されている。
(ファットマン)
長崎に投下された原爆はプルトニウム型で、その形から「ファットマン」と呼ばれており、その威力はTNT火薬換算で22kt相当の規模だったそうだ。
爆心地は史料館のすぐ近く、今は公園になっていて、
爆心地公園
と呼ばれている。
爆心地には黒御影のモニュメントが建ち、その横には浦上天主堂の遺構が立っていた。
街の中にも、当時の爆発のすさまじさを伝える跡が残されている。
これは、浦上天主堂のすぐ横の川に崩れ落ちた鐘楼。
(一本柱鳥居)
爆心地から約800メートルの地点にあった山王神社(さんのうじんじゃ)の鳥居は、その片方だけが残っていた。
神社の境内には、熱線により裸同然となりながら、今は豊かな緑を取り戻している、
被爆クスノキ
と呼ばれる楠の大木があった。
つい先日、国連総会の軍縮問題を扱う委員会で、核兵器不使用声明の発表に、日本が初めて参加した。
唯一の被爆国として遅すぎた決断.... 改めて、その重要さを認識させられた。
島酔さん、こんばんは。
小倉の上空が晴れていたら長崎には落ちなかったそうですね。
爆心地公園の折り鶴も、
浦上天主堂の鐘楼も首の落ちた像も、とにかく重いです。
ファットマンなんてふざけた名前つけやがって…。
by momomo (2013-10-27 02:34)
>>momomo-san
広島と長崎で起こった、人類の愚かな過ちを三度繰り返してはいけませんね。
by 島酔潜人 (2013-10-27 11:12)