青幻記 -沖永良部島- [海、島の本]
(田皆岬@沖永良部島)
ずっと読みたかった、
青幻記(一色次郎)
沖永良部島が舞台の小説。
1973年に、『青幻記 ~遠い日の母は美しく~』という映画にもなっている。
この”田皆岬”でも映画の撮影が行われたそうだ。
脚本が平岩弓枝、監督が成島東一郎なので、ぜひ観てみたい。
薄倖で若くして亡くなった母の思い出をたどり、36年ぶりに帰った故郷の島で、母のことを知る老人が語る思い出話に、母の無償の愛を知ることになる主人公の姿が、島を背景に描かれている。
沖永良部島の観光地、昇竜洞(鍾乳洞)の入り口には、青幻記の碑が建っている。
そこには、
南の海は
哀しみゆえに
青く澄み
美しき母への
ひたすらな
涙にむせぶ
と刻まれていた。
今まで、南の海に哀しみを覚えたことはない。
この小説を読み終えた時、その青さ故の深い哀しみが伝わってきたような気がした。
2011-03-09 02:00
nice!(13)
コメント(14)
トラックバック(1)
島酔潜人さん、こんばんは。
この本、いますぐにでも読んでみたいですけど、
年代からすると古書店に行かなければだめなのかなあ。
沖永良部のおばちゃんにぶしゅかん漬をもらったことがありますが、
微妙においしかったです。
by momomo (2011-03-09 02:41)
>>momomo-san
私は、「鹿児島 (ふるさと文学館 第五三巻)」で読みました、
これ、鹿児島にかかわる小説がまとまっていてお得です。
最近の芥川賞本に毒されていた私には、とってもピュアな小説でした。
「ぶしゅかん漬」、美味しそうですね。微妙?
by 島酔潜人 (2011-03-09 09:06)
読んでみたいので探してみます^^)
by rtfk (2011-03-09 10:03)
~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
映画にもなったんですか。
興味ある本ですね。(^○^)
by 異邦人 (2011-03-09 19:30)
>>rtfk-san
ぜひ、読んでみて下さい。
図書館だとあるかもしれません。
by 島酔潜人 (2011-03-09 23:17)
>>異邦人-san
ちょっと切ない話ですが、お勧めです。
映画、名作らしいので観てみたいです。
今、ビデオ探しています。
by 島酔潜人 (2011-03-09 23:20)
地震大丈夫でしたか???
by rtfk (2011-03-11 16:52)
>>rtfk-san
ご心配ありがとうございます。
こんなに大きいのは初体験です。
小物や本が落ちてきました。
by 島酔潜人 (2011-03-11 17:26)
地震のお見舞いです。
お元気でしたら何よりです。
また寄らせていただきます。
by 月夜のうずのしゅげ (2011-03-11 22:02)
>>月夜のうずのしゅげ -san
ありがとうございます。
神奈川なので、たいしたことはないのですが、10階なので、かなり揺れました。
エレベータはまだ止まったままです。
まだ余震が続いていて、船酔いのようで気持ち悪いです。
by 島酔潜人 (2011-03-11 22:22)
無事ですね。良かったです。
by リュカ (2011-03-12 01:41)
>>リュカ-san
御心配ありがとうございます。
無事です。 こんな大きな揺れは初めてで、ちょっと怖かったです。
by 島酔潜人 (2011-03-12 07:32)
沖永良部島には行った事がないが
徳之島に住んでた頃、隣の沖永良部から単身赴任してた
おっちゃんの家で食べた自家製の稚アイゴの塩辛(沖縄では
島豆腐のヤッコに乗せて食べる定番で販売されてる)を
懐かしく思い出しました。
最近は奄美に帰省した時たまに買って来て食べます。
在職中、塩辛好きの同僚のお土産にしたらアイゴの背びれが
口中に刺さって!・・って言われたが焼酎のつまに最適です。
by taharas (2011-03-16 01:20)
>>taharas-san
アイゴの塩辛=スクガラスですね。
ちょっとショッパイですが、豆腐に合いますね&焼酎にも...
確かに、稚魚とは言え、アイゴなのでヒレに気をつけないとですね。
by 島酔潜人 (2011-03-16 08:16)