ミツバチの羽音と地球の回転 [島の映画]
このチラシに写っている島は、瀬戸内海に浮かぶ、『祝島(いわいしま)』。
手前の浜は、『上関原子力発電所』の建設予定地である田ノ浦。
今日、『ミツバチの羽音と地球の回転』 を観た。
今、祝島の住民は、対岸に建設されようとしている原発に反対し、毎週デモをし、座り込みをし、漁船を出して抗議活動を行っている。
その長くて孤独な28年間の戦いを描いたドキュメンタリー。
過疎化と高齢化が進んだこの島の人たちが、生活のため、将来の子供たちのためになんとか自然や海を守ろうと、国や県、電力会社に抗議している姿が勇敢でもあり痛々しくもあった。
監督は、『六ヶ所村ラプソディー』の鎌仲ひとみ。
この映画は、問題提起だけには終わらず、将来のエネルギー問題のあり方について、スウェーデンの取り組みを例に、ある種の方向性を示そうとしている。
今、同じテーマを扱った映画、『祝(ほうり)の島』も自主上映されている。
現在、日本には、稼働中55基、建設中2基、建設準備中12基の原子力発電所がある。
原発とエネルギー問題について、深く考えさせられる映画だった。
ミツバチの羽音って、
"If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live." (Einstein)
~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
生活のためエネルギーを身近に考えた事なかったですが、実際向き合って住んでいる人もいるんですね。考えさせられますね。ヾ( ̄0 ̄;ノ
by 異邦人 (2010-11-24 11:52)
>>異邦人-san
すごく憤りを感じました。
事業仕分けで問題になっている無駄な事業と同じで、あまりにもそれに依存している人が多すぎて、間違っているとわかっていても、方向修正できないほどのイナーシャーがあるように感じました。
by 島酔潜人 (2010-11-24 22:46)
写真の上関には今でもよく釣りに行きます。
釣り客は原発賛成反対の話に参加することはありませんが
微妙な空気ですし現地ではやはりある種の緊張感を感じます。
by rtfk (2010-11-25 21:16)
>>rtkf-san
上関、お近くなんですね。
今、現在も、抗議行動が続いているんですよね。
高齢の方が多いので、健康が心配です。
by 島酔潜人 (2010-11-25 23:50)