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奈良へ(その四)、女人高野 [旅]

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室生寺

三重県との県境、奥深い室生山の中腹に杉の巨木に隠れるように堂塔が散在している。
女性の参拝が許されたことから『女人高野』の別名で知られた真言道場。

土門拳の『古寺巡礼』に出会って以来、長年温めていた計画がやっと実現した。
けっして、”女人”という言葉に惹かれたわけではない。

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『橋本屋』の前の太鼓橋を渡って、室生寺に入る。

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ちょうど、紅葉が始まったばかりの参道が迎えてくれた。

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日本一美しい石段と言われている”鐙坂”を上ったとこにあるのが、『金堂』
『釈迦如来立像』、『十一面観音』、『十二神将』...
憧れの仏像を前に、感動で息がつまった。
隣の弥勒堂には、日本一の美男子と言われる『釈迦如来坐像』もある。

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弘法大師の一夜作りと言われている小さな丹塗りの五重塔が可憐な少女のように建っていた。

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五重塔から奥の院(御影堂)までは、長い階段が続く...

土門拳が、歩けなくなっても撮り続けたわけがわかったような気がする。

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(2005/11)

これは、山形県の酒田市にある、『土門拳記念館』
5年前、『飛島(とびしま)』に行ったときに立ち寄った。

続く...

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コメント 2

異邦人

~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
室生寺ってこんなに素敵なところだったんですね。
先日奈良に行った時無理してでも廻ればよかったと後悔しています。
紅葉も始まって最高にいいですね。(*⌒∇⌒*) 
by 異邦人 (2010-11-21 12:08) 

島酔潜人

>>異邦人-san

室生寺、20年以上あたためていた計画なので、感動もひとしおでした。
室生の里もとっても落ち着いた雰囲気の田舎でした。
by 島酔潜人 (2010-11-21 19:43) 

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