古墳に興奮! 壱岐島編(10) [島旅]
18世紀の壱岐にあった百姓武家屋敷(母屋)を移築し、その周りにインキョ、ホンマヤ、ウシノマヤ
を復元した、
壱岐風土記の丘
ここも面白かったのですが、それ以上に興奮したのが古墳群。
風土記の丘の近くには、6世紀後半~7世紀前半にかけて造られた古墳が点在しています。
壱岐島では、280基の古墳が確認されていて、長崎県にある古墳の60%にあたるそうです。
昔の人は、大きな岩を使って組まれた石室を見て、鬼の棲家だと思ったそうで、
鬼の窟(おにのいわや)
と呼んでいたそうです。
風土記の丘の周りにある古墳を巡ってみました。
【掛木古墳(国指定史跡)】
円墳で、玄室にはくり抜き式の家形石棺がそのまま残っています。
なんと、中まで入ることができるんです。
【百合畑古墳群】
壱岐島の中央部にの丘陵にある古墳群。
前方後円墳4基、円墳19基が確認されているそうです。
【笹塚古墳(国指定史跡)】
森の中にある円墳、案内板がなかったので通り過ぎそうになりました。
この古墳からは、亀の形をした飾り金具や、金銅製の馬具一式など、珍しいの副葬品が数多く発見されていて、一支国博物館に展示されています。
ここでも、ヘッドライトが役立ちました... とにかく、石室の中に入ることができるのがすごい!
【双六古墳(国指定史跡)】
長さ91m、長崎県内最大の前方後円墳です。
石室の壁に線刻画があるそうですが、残念ねながら石室には入れません。
【鬼の窟古墳(国指定史跡)】
円墳で、壱岐島内で最長の石室を持ち、古墳としては2番目の大きさだそうです。
どの古墳にも巨石を用いた立派な横穴式の石室があり、鬼の棲家と思われたのも無理はありません.... でも待てよ、またまた大きな矛盾が.....前回の僕の考察では鬼の推定身長は196m、どう考えてもこの穴に棲むことはできません。 おぉ~壱岐島に住んでいた鬼は、ウルトラマンのように変身して大きくなるタイプだったんだ.... きっとそうだ... それでつじつまが合う。
って思ったけど、ここは古墳ですね。
古墳は、無料で見学できます。
これが、ボッタクリ観光の奈良だったら、相当な出費になりそうですね。
続く....
島酔さん、こんばんは。
壱岐ってこんなに古墳があったんだ。
さきたま古墳群といい勝負ですね。
なんでこの島にこんなにたくさんあったのでしょう…。
196mの鬼もきっと、カムフラージュされた古墳に眠っていますよ。
ボッタクリ観光の奈良(笑)。
by momomo (2014-12-07 18:50)
>>momomo-san
僕もこんなにあるとは知りませんでした.. しかも一級品の副葬品が見つかっており、大陸との関係深さが感じられます。
奈良、無料にしろとは言わないですが、駐車場、入場料、特別拝観料... 前回2人で1万円以上使いました... 京都も高いですよね... それに比べると鎌倉はまだ良心的だと思います。ww
by 島酔潜人 (2014-12-08 09:16)
~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
壱岐風土記の丘。こういう所好きですね。
でも、茅葺の屋根も貴重ですよね。
維持して行くのが大変なようですけど
国指定史跡等なっているところもあるので
大丈夫ですね。ホントこういう所はいいですね。
by ☆彡異邦人 (2014-12-08 10:13)
>>異邦人-san
古民家お好きなんですね。
川崎の多摩区に『日本古民家園』という、日本各地の古民家を移築した場所がありますよ。隣は岡本太郎の美術館...
by 島酔潜人 (2014-12-08 17:13)