炭坑の島、高島 [島旅]
高島から見た、
軍艦島(端島)
五島列島からの帰り、今度こそは上陸しようと思っていたのだが、またしても船の欠航で渡れなかった。どうも、縁が無いようだ...
その代わり、軍艦島に一番近い、
高島
に渡ってみた。
長崎港から高速船で35分。
高島もその昔、炭鉱で栄えた島、グラバーと佐賀藩によって開発された後、岩崎弥太郎に売却され、三菱によって1986年まで採掘されていた。
最盛期には、端島と高島を合わせて22,000人が住んでいたそうだ。
高島は全周6.4kmの小さな島、天気も良かったので歩いて周ってみた。
港についてすぐ目に付いたのが、岩崎弥太郎之像。
その指さす先には、『石炭資料館』があり、
高島地区の炭鉱の歴史を知ることができる。
島の端には、立派な磯釣り公園、外洋に面した好漁場のため大物が狙える。
コバルトブルーの海は、シュノーケリングにもよさそうだ。
海水浴場、キャンプ場もあり、夏場には観光客で賑わうようです。
グラバーの別邸跡は、海が見渡せる島の一等地にありました。
ところどころに、坑口の跡。
三角溝(別名:オランダ溝)は、鎖国時代に、オランダと交易のあった平戸や出島にあったものと同じ排水溝。
島の西側は、歩いていても会う人もなく、廃墟が目立った。
過疎化が進んだせいか、港の近くの集合住宅も窓が塞がっているところが多かった。
高島には、過去の炭鉱の歴史と繁栄を想わせる風景と、長崎の近場のリゾート地としての、2つの顔があった。
島酔さん、こんばんは。
軍艦島、残念でした。
高島は3つの島を石ころで埋めて1つにした島でしたっけ。
(記憶違いかも…)。
その名残っていまも見られましたか?
「アラ、いらっしゃい!」が何ともいいですねえ。
by momomo (2012-04-05 01:26)
>>momomo-san
二子島のことですね。
集合住宅の南にあった緑の丘が、たぶんその名残だと思います。
ボタで埋めたと、どこかに書いてありました。
権現山に登れば、よく判ったかもしれません。
by 島酔潜人 (2012-04-05 10:55)
島酔さん、こんばんは。
「アラ、いらっしゃい!」はいいですね。飲み屋の乗り。
「アラ、いらっしゃいお久しぶり」
「しばらく見ん間に相変わらずやな」
高島行ったことないけど炭鉱跡は田川と同じ。
今はボタ山も樹木に覆われていますが、
50年弱前は、ボタ山から炎が揺らいでいました。
冬は雪が積もり、ソリで滑って遊んでいました。
炎が出る通気口は暖かかったです。
石炭は地中に埋まっている時は燃えない。
掘り出して空気中に置いといても燃えない。
けど、空気の通り道がある堆積物になると自然に燃える。
不思議です。
by nn0027 (2012-04-05 22:22)
~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
軍艦島は行きたいですねぇ~。
このあたりの島は歴史的に繁栄した
島が沢山あるんでしょうか。
三菱の岩崎弥太郎は商社として
いろんなものに手を出して財閥となったんですね。
by 異邦人 (2012-04-05 22:25)
軍艦島は行きたい。
ウチ(田舎)の近くには鷹島があります。
陸続きになりましたが。
by ○ (2012-04-05 23:55)
>>nn027-san
アラ、こんにちは?
ボタ山の思い出があるって..... 青春の門じゃないですか。
空気の通り道があると自然に発火するんですか...それは知らなかった...西表の炭鉱を書いた本に、燃える石って書いてあったのですが、そういうことだったんですね。
by 島酔潜人 (2012-04-06 09:02)
>>異邦人-san
そんなに欠航になるわけではないのですが、今回は大寒波襲来にやられました。
長崎は、炭坑、造船... 三菱の繁栄を支えたところですね。
by 島酔潜人 (2012-04-06 09:09)
>>〇-san
鷹島って、モンゴル村があるところですね。
あそこって、佐賀県じゃなくて長崎県なんですね... 長崎の行政区域ってほんとうに広いなぁ~。
今度の利尻会は、ゲルに泊まって馬乳酒飲んで宴会しましょう!
by 島酔潜人 (2012-04-06 09:19)