River Beachcombing － みみご石の謎 －

（青い石の上に置いた”みみご石”）

子供の頃よく遊んだ河原は、『阿波の青石』と言われている”緑泥片岩” が多い河原。
運がよければ、名石として知られる”神山五色”、”梅林石”　、”マンガン鉱”なども拾える。（運がよければですが）
台風で川が増水した後は、よく探した。
”隕鉄”を拾った人もいるらしい... 石＆鉱物マニアにとっては宝の山（河原）なのかもしれない。

今日１１月１４日は、「いい石の日」 ....久しぶりに故郷の河原で拾った石は、

みみご石

ここでは、そう呼ばれている。


（お不動さんに”みみご石”を奉る）

子供の頃、この石を拾うと近くのお不動さんにお供えし、耳がよく聞こえるようにと願をかけた。

調べてみると、これは上流の銅山で出たカラミ（銅を精錬する時に出る不純物の塊）が流れ着いたもののようだ。
子供の頃からの謎がやっと解けた。
いつから「みみご石」と呼ばれるようになったかは知らないが、この風習は伝えていきたい。

ちなみに、河原歩きは”足ツボマッサージ”にもなり、”平衡感覚”も養われてとっても健康にいい。
どうやら、僕のビーチコーミングの原点はここにあったようだ。

集めて調べる川原の石ころ

• 作者: 渡辺 一夫
• 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
• 発売日: 2010/02
• メディア: 大型本
  

コメント 10

コメント一番乗り♪
by めい(笑) (2011-11-14 17:44) 

なるほど、島酔潜人さんのビーチコーマーとしての一歩は、この河原から始まったのですね！
みみご石の風習、未来まで受け継いでほしい素敵なお話ですね。
by 渚の探偵：助手 (2011-11-14 18:35) 

>>めい（笑）-san

コメント書いてないでぇ。 なので一番乗りは却下だよ。
by 島酔潜人 (2011-11-14 22:09) 

>>渚の探偵：助手-san

子供の頃は、川と山が遊び場でした。
この風習、子供達に伝えられる親がいないくなってきたのが残念です。
by 島酔潜人 (2011-11-14 22:12) 

島酔潜人さん、こんばんは。

河原で石のビーチコーミング、
きっと川がきれいなんだろうなあ。
河原歩きで平衡感覚を養えるっていうのは、
たしかにそのとおりですね。
ぼくもフライで河原歩きをしますが、
歩きのバランスがよくないと魚も釣れません。
by momomo (2011-11-15 00:21) 

>>momomo-san

フライもやるんでか... 多趣味ですね。
海でも川でもゴロタ石のところを歩くとすごく疲れますよね。　いい運動になっている証拠ですね。

ここの川では、鮎やアメゴ（アマゴ）が捕れます。
by 島酔潜人 (2011-11-15 09:06) 

～☆　島酔潜人さんへ　☆～
石にもいろいろあるようですが、その土地ながらの石は
崇められたり宝になったりするんですね。
石にも趣があるんですね。
by 異邦人 (2011-11-15 13:57) 

>>異邦人-san

石は面白いです... でも重いので集めません。
実は、家業のおかげで石には少しばかり詳しいのです。
by 島酔潜人 (2011-11-15 20:34) 

実家が神山の寺院です。みみご石の存在は、友人から知らされ、興味本位で集めていましたが、大量に集めた挙句、どこに置いておけば良いかわからないまま、特に理由もなく、寺のお不動さんの所にまとめて並べて置いたた記憶があります。まったくの偶然ですが、もともともの風習と自分の行動が一致していたことに、驚愕しております。
by ten1471 (2012-08-05 10:37) 

>>ten1471-san

はじめまして、
同郷の方からのコメント、うれしいです。
みんな、この石には不思議なものを感じるのかも知れませんね。
by 島酔潜人 (2012-08-05 11:04)