孤愁(サウダーデ)と盆踊り [晴潜雨読]
(眉山から眺めた徳島市街)
徳島と言えば、『阿波踊り』。
学生時代、踊りの期間中は毎晩踊り狂っていた。
今日、『徳島の盆踊り・モラエスの日本随想記』を読んだ。
モラエスはポルトガル人で、晩年を徳島で終えた人。
この本には、当時(1913頃)の徳島の風景や市井の人々の様子が、彼の目を通して記録されている。
その中に、”阿波踊り”は”ぼん・おどり”、つまり死者の祭りの踊りであると書かれている。
ご先祖様をお迎えし、讃え、お送りするための儀式...
言われてみればそうなのだが、今まで一度も考えたことがなかった。
モラエスに興味を持った”新田次郎”は、『孤愁(サウダーデ)』で彼の生涯を書こうとしたが、絶筆となり未完に終わった。
何年か前、遺志を継いだ藤原正彦さんがポルトガルに渡り、父の足跡をたどる番組が放映されていた。
先日、徳島に帰省した時、眉山山頂にある『モラエス館』を訪れた。
ちょうど同じ日、藤原正彦さんが徳島で取材をしており、「年内にも執筆を始める」と関係者に語っていた。
やっと、機が熟したようだ。
来年には続きを読むことができるかも?
~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
徳島は10年前一度行った事がありましたが、”阿波踊り”は見てないんです。この二冊の本には興味が湧きましたね。(*⌒∇⌒*)
by 異邦人 (2010-11-30 19:27)
阿波踊りって、盆踊りだったんですね。
考えてもみませんでした。
阿波踊りは一度見に行ったことがあります。
その日の夜は、道路のあちこちに空になった一升瓶(日本酒)がごろごろしてましたっけ。
so-net、このごろほんとにおかしいですね。
ブログをアップするのにもめちゃくちゃ時間がかかってます。
by carotte (2010-11-30 23:45)
>>異邦人-san
『孤愁』、新田次郎なので、きっと気に入りますよ。
『徳島の盆踊り』、瀬戸内寂聴さんが館長をしている”徳島県立文学書道館”から、今年復刊されました。
http://www.bungakushodo.jp/
by 島酔潜人 (2010-12-01 11:02)
>>carotte-san
阿波踊りは、盆踊りなんですよ。
ちゃんとした連の他は、学生や若者と達の発散の場なので、きっと一升瓶がいっぱい転がっていたでしょうね。(すいません)
ソネブロ、書いた記事やコメントがパーになることが何度か... いい加減にしてほしいですね。
by 島酔潜人 (2010-12-01 11:07)
徳島は仕事でばたばたとしか行ったことが無く残念です。
ぜひ一度ホンモノの阿波踊りを見たいと思っています。
高円寺では見たことあるんですが・・・。
by rtfk (2010-12-01 14:45)
>>rtkf-san
高円寺の阿波踊りも有名になりましたね。
♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊りゃなそんそん♪ なので、ぜひ、踊ってください。
by 島酔潜人 (2010-12-01 23:42)