SSブログ

太地 -くじらの町- [旅]

DSC08582-m.JPG (くじらの博物館)

戦後すぐの日本、動物性タンパク質の47%が鯨肉でまかなわれいた時代があった。
僕が小学校の頃は、鯨の竜田揚げが給食に出た。
鯨肉と言えば、今もそのイメージが強い。

和歌山県の太地町は捕鯨の町、古式捕鯨発祥の地でもある。
ここに、「くじらの博物館」がある。
古式から近代に渡る捕鯨の歴史が展示されている。

ここは、トンネルも、バス停も、風力発電も、マンホールも...
みんな、鯨、くじら、クジラ、Whale.... 
クジラづくしの町だ!

DSC08709-ss.JPGDSC08706-ss.JPG
DSC08699-ss.JPGDSC08662-2-ss.JPG

そんな太地の漁港を見下ろす場所に、「漂流人記念碑」が建っている。

DSC08713-s.JPG (漂流人記念碑)

明治11年12月24日、1頭の背美鯨(せみくじら)を追って犠牲になった百十余名を悼んで建てられたものだ。
“大背美流れ”と云われた大惨事、400年続いた古式捕鯨の衰退が始まった。

「深重の海」は、この惨事において海に殉じた男達の壮絶なドラマを描いた長編。
近代の捕鯨には賛否両論あるが、日本の食文化の担い手として、古式捕鯨に生きた人たちのことも知って欲しい。

深重の海 (新潮文庫)

深重の海 (新潮文庫) (直木賞受賞作品)

  • 作者: 津本 陽
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: 文庫


    鯨の絵巻 (新潮文庫)

    鯨の絵巻 (新潮文庫)

    • 作者: 吉村 昭
    • 出版社/メーカー: 新潮社
    • 発売日: 1990/11

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。