島の珍味

島では、たまに珍しいものがいただける。
珍味を肴に、島酒で一杯やるのも旅の楽しみだ。

前回の島旅（日食編）で、食した珍味はこれだ。

|| 小宝島にて ----------

 ジンガサ

地元では、「ジンガサ」と呼ばれていた。
マツバガイと同じく、「とこぶし」に似ていて、普通に旨い。
さっと湯がいて、刺身で頂いた。

　ホーメ

初めてこいつを見つけた時、まさかこいつが食べられるは思わなかった。
それほど、不気味な動きだった。

和名は「イソアワモチ」、小宝島では、「ホーメ」、沖縄では「ホーミー」。
沖縄でこの名前を出すと、オバーが”ウヒャヒャヒャヒャヒャ”、とのけぞる。
絶対に大きな声で叫んではいけません！逮捕されます。

味噌炒めにしていただいた。
食感はナマコに近い。味は、少しコケくさくて苦味があった。
酒の肴にはもってこいだ。
炎天下の中、採ってきてくれた、ヒデちゃん、フミちゃん　ありがとう！


|| 喜界島にて ----------

　（夜光貝の脱出）

船の上で、夜光貝が脱出を試みているところは、怪獣のようで怖い。
その日は、出荷のために３０個ほどさばかれた。

　夜光貝の口

その時にいただいたのがこれ。
イカで言う「トンビ」、ウニで言う「アリストテレスの提灯」（？）
ひとつの夜光貝から１個しか取れない貴重な「口」。
食感は、コリコリしていてまるで軟骨。そのまま刺身でいただいた。美味！

 カラジューリ

「アルプスの少女」世代の僕は、今までなんとなく避けて通ってきた。

でも、ついに、その時がやってきた。
ヒージャー（ヤギ）だ！

しかも、こいつはヤギ料理の王座に君臨する、その名も「カラジューリ」。
野菜とヤギの内臓をヤギの血で炒めたご馳走だった。

ビール片手に恐々食べてみた。
おっ、旨いじゃん！お世辞抜きに旨い。
まったく臭くなかった。でも、脂がすごい。ギッチャギチャ。
この脂、「今夜は頑張るぞ！」な気分にさせる！

薬草を食わせた２歳以下の雌ヤギは、美味しいぞ～、とのこと。

ごめんねユキちゃん！

コメント 6

ど〜も〜（＾ー＾）v
喜界島の早町で一緒だった熊本人です！
覗きにやってきました〜
その節はお世話になりました〜

コメントは佳代子がやっております♪

夜行貝＆ユキちゃん美味しかったですねぇ
ダイビングもちょっとずつ慣れてきました。

今度また一緒に潜ってくださーーーーーい！

あ、ちなみに９月にまた行きます（’▽｀）
by 森永＆佳代子 (2009-08-21 12:15) 

私も島でさばきたてのユキちゃんをお刺身でいただいたときには美味しい・・・と思ってしまいました・・・。
by しか (2009-08-21 23:06) 

>>森永＆佳代子-san

こちらこそ、大変、大変、お世話になりました。
二人のおかげで、喜界島を堪能することができました。
また、ケラジで泳ぎましょう！

夜光貝磨きもがんばってくださいね！
by 島酔潜人 (2009-08-22 01:33) 

>>しか-san

刺身もおいしいですよね。
日本人は、ヤギにしても、鯨にしても余すところ無く食べますよね。
命を頂くことの大切を知っている、日本の食文化だと思いました。

by 島酔潜人 (2009-08-22 12:31) 

レス遅くてすみません。
熊本人２号です。
夜光貝磨きがココんとこの小さな趣味です。
もうちょっとスキルをあげて、
自分でGETした夜光貝だけを持って帰熊するんだ〜？！
ってちっちゃく決意しました。
（磨くの結構、難渋してます。）
また是非是非、花良治の海も他の海もご一緒したいです。

by 景子 (2009-08-24 21:01) 

景子-san
今、与論島にいます。
夜光貝磨き、頑張ってね。
by 島酔潜人 (2009-08-24 22:35)