星野道夫 - 生命(いのち)の語りべ - [晴潜雨読]
(Fairbanks)
昨年の冬、フェアバンクスを訪ねた。
星野道夫が最後に住んでいた町は、11時に日が昇り、2時に日が沈んだ。- 彼が不慮の死を遂げてから、もう12年になる。
写真家でありながら文章家。
森や、川や、そこに生きる動物の魂が語りかけてくる。
押し付けがましくない自然な感情の表現。
彼は、生命(いのち)の語りべだったと思う。
ファインダー越しの風景は、時に優しく、時に厳しい。
「風のような物語」は、長年の旅の友。 ボロボロになってしまった。
- 作者: 星野 道夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/12
- メディア: 文庫
コメント 0