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天翔ける女 [旅]

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大浦けい居宅跡

2月に行った長崎のこと...
大河ドラマ『篤姫』の時、鹿児島が観光客で賑わったように、『龍馬伝』の後の長崎では、”龍馬ゆかりの地”が観光客で賑わっていた。

龍馬伝で、余貴美子さんが演じていた、

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大浦慶

を憶えていますか?
幕末動乱期に女ひとりで上海へ密航し、日本茶をはじめて輸出して成功した女商人。
その名は日本全国に知れ渡り、坂本龍馬らとも親交があった。
その栄光と没落の波瀾に満ちた彼女の一生は、白石一郎の長編小説、『天翔ける女』に描かれている。

長崎の思案橋の近くに訪ねた彼女の居宅跡、今はカラオケボックスになっていた。


天翔ける女 (文春文庫 (370‐1))

天翔ける女

  • 作者: 白石 一郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1985/01
  • メディア: 文庫

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コメント 8

異邦人

~☆ 島酔潜人さんへ ☆~
覚えています。龍馬伝で、余貴美子さんが
演じていた大浦慶は凄いですね。
この時代の女性としては龍馬に匹敵するほどの
知名度がもう少しあってもいいと思いますけどね。
by 異邦人 (2012-04-25 22:20) 

momomo

島酔さん、こんばんは。

へえー、こんな女性がいたのですねえ。
龍馬伝も見なかったし、この女性も知りませんでした。
当時の女性が大きな商売を始めようとしたのは、
その背景に何らかの事情があったのでしょうか。
興味深いですよね。
by momomo (2012-04-26 01:16) 

島酔潜人

>>異邦人-san

実際、豪快な人だったようです。
白石一郎の小説では、少し艶っぽく描かれていますが...
by 島酔潜人 (2012-04-26 09:00) 

島酔潜人

>>momomo-san

油商だった家の財政が傾き、大火で消失したので、その再興を尽くしたようです。でも、栄華を誇ったにも関わらず、かわいそうな末路だったようです。
女傑と言えば、沖縄の『照屋敏子』と『金城夏子』もすごいですね。
by 島酔潜人 (2012-04-26 09:08) 

rtfk

居宅跡がカラオケとは・・・少し悲しいですね。。。

by rtfk (2012-04-26 10:21) 

Q

大浦慶って、人物像が諸説色々ありますね。
あの時代の女傑っていうのは、相当だったんでしょうか。
この写真、とっても複雑な感じがしますが、
なんとなくウズきます(謎)
by Q (2012-04-26 18:49) 

島酔潜人

>>rtfk-san

立派なお屋敷だったようですが、没落して跡取りもいなかったので残らなかったのでしょう...残念ですね。
by 島酔潜人 (2012-04-27 08:51) 

島酔潜人

>>Q-san

Qさん、歴史好きなんですね。
あの時代に女性が商売で成功するっていうのは、並大抵じゃなかったと思いますね。
ちょっと、シュールかな。
by 島酔潜人 (2012-04-27 08:53) 

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